2012年の新101系から2年後のさよならイベント。
2年前のそれとは対照的なラストラン企画となりました。
新101系2編成を使って西武園・本川越・西武球場前・横瀬で行われた2年前に対して
黄色い編成は一足早く引退して、ラッピングの3011Fのみで行われた今回のさよならイベント。
これもまた3000系らしい最後なのでしょうか。
2年前はありふれた日常のなかにあった3000系も、気付けばもう終焉の時。
時の早さのせいでしょうか、あまり実感がないというのが正直なところ。
「さよなら」ということを心に刻んで、一連の撮影の節目の記録です。
前日に南入曽へ送り込まれ、当日は南入曽→本川越で送り込み回送。
ラッピング後では最初で最後の本川越入線。
本川越から西武球場前まで臨電往路。
開業からまもなく120年の直線区間を、一路西武球場前へ。
西武球場前では、新101系更新車の253Fも展示されました。
朝から狭山線の運用に入り、お昼過ぎから展示。3ドアつながり、ということでしょうか。
同じ3扉車でも、歩んできた道は対照的。
2年前の主役が白くなり、いま3000系と並んでいるという不思議な感じ。
この場所にいるべきであろう黄色い電車がいないのもまた不思議。
さて。
雨降りしきる中、最後の池袋入線です。走りなれた路も、今日は臨時での走行。
臨時幕の下に拝島快速の幕が透けて見えてしまっています。
最後は小手指入庫で。
ゆっくりと、ポイントの音を響かせながら転線していきました。
こうして最後を見届けても、なかなか実感は湧かず。
明日も池袋の街を走っていそうな気がしてしまいます。
3000系を譲渡先で見たときには、どう感じるのでしょうか。考えても予想がつきません。
あとから振り返ってみてどう思うかはわかりませんが、
今の自分に出来ることはやれたかな、と思っています。
3000系、長い間お疲れ様でした。